2010年11月21日日曜日

復活の日。

本当は2年で故郷サッポロに引き上げるつもりだった東京にオーバーステイさせたその就職先自動車ディーラーの社員旅行で「グアム島」に連れて行ってもらった21歳、そーなんですよ奥さん!、上京してすぐ、あまりにもカルチャーギャップがありすぎる東京の印象から、今日まで忘れ去られていた「アメリカアメリカ熱」が、また沸々と沸きあがってきたのですよぅ!うぅ…。

底抜けに青い空、テレビでよく目にした紫外線の強さからくる空気感、走ってる車は右側車線、出会うヒト皆アメリカ人、っと思ったらフィリピン人、看板はみな英語、っと思ったら日本語も…。まぁ、とにかく海外、しかもアメリカ領域なのですわー!
で、安いパック旅行特有の「行かなくてもいい、不愉快この上ない免税店まわり」をさせられた後、行きましたよ、さっそく、「スーパーマーケット」に。
スーパーのドアを開けた途端、おそろしく涼しい店内に「プ〜ン」と匂うエアコン臭…あ〜、たまらない、ここ、ほんとにアメリカなんだよぉ〜オッカチャン!みたいな感動なのか、はたまた単純に寒いだけなのか、すでに僕は鳥肌状態。

鳥肌立てながら店内奥へと進んでいくと、当たり前なんだけど、日常品のパッケージがどれもこれもみーんな英語!しかも派手な色使いでカッコイイものばっか!
気が付くと、いつの間にか僕が押してる大きなショッピングカートは「胃薬」やら「洗剤」やら「ピーナッツ」やら「コーンフレーク」やら「歯磨き」やら、しまいには「お米」やらの日用品でイッパイ。
これ絶対全部持って帰れないでショ?しかも仮に持って帰れたとしても、部屋に置くスペースなんか、ぜんぜん無いでショ?って頭ん中で自分を追い込んでしまうような量だったので、レジの前で「アレいらん」「コレいらん」って抜粋したものだけを自分のお土産として買ってきたのだけど、それでも凄い量になってしまっていたんですよねぇ、これがまた。

っで、結構デカイはずの僕のボストンバックには入りきらず、結局「胃薬」やら「コーンフレーク」や「米」たちを日本へわざわざ持って帰るためのスーツケースまでゲットする羽目になったんだけど、そこまでしても魅力的なパッケージには勝てなかった自分に、「カワイイ奴やのぉ〜、オレ」と愛しく思ったと同時に、「やっぱアメリカだわな、ウンウン」との想いがゾンビのように復活してきたお祝いに、帰りの飛行機出発時間まで余裕があったので、アメリカ心満載なはずの僕は「ひやむぎ」をつい気を許して食ってしまい、その水に当たって、日本に戻る飛行時間はトイレに入りっぱなし、成田空港に着いたら着いたで税関でバッグの中を開けられ、スーパーで買った『日用品』の凄さに呆れた口調で罵られたのでした…。