2010年11月23日火曜日

本土上陸。

さて、海外デビューを飾らせていただいたグアム旅行の後、毎年一回づつ社員旅行にいかせてもらって、「サイパン」の次に「ワイハ」といきなりグレードアップした後、さぁー!っと思ったら、また「グアム」「サイパン」ときて、26歳となった90年、ついに、っつ、ついにぃ〜念願のアメリカ本土、ロサンゼルス旅行となったんでありまーす!

前の晩なんか「時差ぼけになるからとにかく寝ちゃぁいけんばい」っていう大義名分で「自由ヶ丘」にあったキャバクラ行ってそこのネーチャンつれてカラオケ屋行って、…っでイロイロあって…、とにかく全く寝てない状態で成田空港から飛び立ったのでした。

前夜は完徹(完全徹夜ね)だったおかげで、興奮しているにもかかわらず、機内でビールを飲んだと思ったら即効で爆睡。
っで、貫禄充分のスッチーに食事で起こされて「ビーフorチキン?」(アメリカの航空会社だったからね)とか聞かれて、たのんだ「ビーフ」を口にカッ込んだらまた即効で爆睡。

っで、アッという間の11時間、我が機が本土上空に差し掛かると、丁度ナイスなタイミングで目を覚ました僕が窓越しにみたアメリカは「あっけぇなぁ〜…」、これ、ようするに赤土が印象的だったもんで、『記念すべきアメリカ本土の第一印象』が「赤い」だったんですねぇ。

すると今度は一面に広がる街並みが見えてきて、ハイパー状態の僕はもう機内の窓から写真撮りまくり。
「きたよ〜きました、ロサンゼルスぅ〜」って。
迫ってくる街並みを見下ろしていると、いきなり着陸。
平べったかったんですねぇ〜、ロスって、実は。
高い建物がほとんどナイ。ホノルルより平面。何じゃこの土地の使い方ぁ!
「う〜ん、そこが、ア.メ.リ.カ.…うふっ」
なんでも許せるんですよ、いいの、アメリカが好きなんだから。なに?文句ある?
そしてそして、ついに本土の地に足を下ろした瞬間、「これは私にとってほんの小さな一歩だが…あとなんだっけ?」みたいな、感動なのか感想文を書こうとしていたのかわかんない程、感動していたのですよ、これが。
LAXの空港敷地内に聳え立つ、アトミックなデザインのミッドセンチュリーモダァ〜ン丸出しのレストラン(実はわたくし、あれ管制塔だと思っていたのよ)はテレビで観てた通りだし、
「Welcome to LosAngeles」って英語で書いてあるし、まー、たまげましたわ、まったく。
っで、イミグレーション(入国管理窓口)へ。
なが〜い列を並んで、挙句に僕の番が来たというのに、昼飯なんだか、トイレなんだか、とにかく受付窓口の半分くらいが急に閉まっちゃって、気絶しそうなくらい追加時間で待たされちゃって、やっと番が来たと思ったら、なんとも流暢すぎる、まことにネイティブなアクセントのイングリッシュでスピークされたもんだから、待たされ過ぎで意識モウロウとなっていた僕は「パードン?」って苦しまぎれに聞き返してみたはいいものの、大きな声で言い返してしていただところで、決して聞こえてないんじゃなくて、意味がわかっていないんだから、「パードン?」もねぇべよ…って感じなんですけど、とにかくその場は「パードン?」を使ってしまったために、知ったかぶりな態度でカマすしかなくなってしまって、「イェァ、イェァ、オー!イェァ!」みたいなスットコドッコイな答えをしたと記憶してます。ハイ。

そんなこんなで結局2Kgぐらい体重が減り(これダイエットにいいかも)ゲッソリとした状態でイミグレをパスすると、プーッと一服。
するとですねぇ、なんて言うんでしょ、旨くないんですねぇ、これが。
「なぜなぜ?なぜなの?」「それはね、空気が乾燥してるからなのだよ、スギサク」みたいな。
何だかわかんない展開でも僕は気にしていないんだけど、とにかく旨くない。
じゃ、やぁーめた。
っつーことで、なんとロサンゼルスはタバコが旨くなくて、滞在中は酒飲んだ後とユニバーサルスタジオのアトラクション後、シックスフラッグスの絶叫マシンに乗った後の一服以外は吸わんでよかったんですねー、なんと。

その辺からジワジワと、「あー、俺、アメリカでタバコ吸わんでも生きていけるだわぁ、いいかもしんない」って、都合のいい解釈で「俺、もしかしてアメリカあってるかも…」みたいな、自分にとって偉大な、あぁ〜偉大な一歩となったのでぇ〜す。